2014年10月27日
いいお産はどんなお産?
1994年11月3日にREBORN主催でいいお産の日が初めて開催されました。イギリスから出産準備教育家を招いて講演会を開催したそうです。翌年以降、各地でいいお産の日が自主開催され、現在に至っています。静岡県では県の看護協会主催で行われています。
1995年、私は長男を出産しました。痛みに極度に弱かったため、お産に対する恐怖感はとても大きなものでした。産婦人科医や助産師さんにはなんとなく言えず、自分でひたすら情報を探し、出会ったのがREBORN。なんとかしなくてはとの思いからお産に関する様々な本(ソフロロジー、お産のイメジェリー・・・・)を読み、その日を待ったのです。
早朝、破水から始まったお産、病院に着くと「陣痛促進剤をします」と言われ、医療者の言うとおりにするのが当たり前だと思っていたので、すべての指示を受け入れました。予想とは違ういきなりの陣痛にパニックになっていましたが、当時の助産師さんは時々見に来ては「まだですね」と言うばかりでした。そしていざ分娩室に移動と言う時には「歩いて」と言われ、1人で歩けず這って分娩台にあがりました。痛みで体をよじり、そばにいた看護学生さん?の腕をつかむむと助産師さんから「しっかりして!腕をつかむと仕事できないでしょ」と足をたたかれたような記憶があります。その後、離任式で仕事だった夫がギリギリ間に合い、分娩室に入ってきたことだけは覚えていますが産んだ瞬間のことや産んだあとすぐ赤ちゃんを抱っこしたのかどうかなどはなぜか記憶にないのです。
生まれた赤ちゃんには頭血腫があり、自分のお産はいいお産でなかったのだという気持ちでいっぱいになりました。会陰切開の後の痛みと母乳育児がしたいのに母乳がなかなか出ない状況にお産はこんなに辛いものなのかと打ちのめされた思いでした。
里帰り後は知っている人がいない土地での子育て。毎日が長く、スーパーで「赤ちゃん、かわいいですね」と声をかけられるだけで涙が出る時もありました。
その後2人目不妊で不妊治療を行い、9歳違いの娘が生まれました。この時も前回同様、破水で始まりましたが、促進剤はギリギリまで待っていただくようお願いし、翌朝、自然に陣痛が来て、静けさの中で横向き出産しました。陣痛の時、1人で過ごした時間は2人目でも不安でした。
自分の2回のお産、お産した女性達の声、立ち合わせてもらったお産をとおして、妊娠・出産・産後をそばで支える存在の必要性を強く感じました。
日本の昔のお産はお産婆さんがいて母親や祖母がいて、産む女性を支える女性が周りに多くいましたが、残念ながら現代のお産の多くはそういう状況にありません。
妊娠・出産・産後に寄り添うサポートがどうしたらつくれるのか、今回の「いいお産の日inはままつ」では医療者・子育て支援者・出産経験者・これから産む人・・・・いろんな方々と一緒に考えることができたらと願っています。
ぜひ、皆さんの体験や知恵をシェアしてください。
当日、会場で皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。
いいお産の日inはままつ実行委員会
代表 大村美智代
※多くの方にお申込みいただきありがとうございました。昨日、参加受付を一旦締切ましたが、勤務の都合で参加したいけど参加できるかはっきりしないという助産師さんからの声をいただきましたので参加受付は前日まで行います。ただし、託児とお弁当については準備の都合上、本日27日で締切させていただきますのでご了承ください。
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2014年11月3日(祝)開催
いいお産の日inはままつ
詳細はコチラをご覧ください
1995年、私は長男を出産しました。痛みに極度に弱かったため、お産に対する恐怖感はとても大きなものでした。産婦人科医や助産師さんにはなんとなく言えず、自分でひたすら情報を探し、出会ったのがREBORN。なんとかしなくてはとの思いからお産に関する様々な本(ソフロロジー、お産のイメジェリー・・・・)を読み、その日を待ったのです。
早朝、破水から始まったお産、病院に着くと「陣痛促進剤をします」と言われ、医療者の言うとおりにするのが当たり前だと思っていたので、すべての指示を受け入れました。予想とは違ういきなりの陣痛にパニックになっていましたが、当時の助産師さんは時々見に来ては「まだですね」と言うばかりでした。そしていざ分娩室に移動と言う時には「歩いて」と言われ、1人で歩けず這って分娩台にあがりました。痛みで体をよじり、そばにいた看護学生さん?の腕をつかむむと助産師さんから「しっかりして!腕をつかむと仕事できないでしょ」と足をたたかれたような記憶があります。その後、離任式で仕事だった夫がギリギリ間に合い、分娩室に入ってきたことだけは覚えていますが産んだ瞬間のことや産んだあとすぐ赤ちゃんを抱っこしたのかどうかなどはなぜか記憶にないのです。
生まれた赤ちゃんには頭血腫があり、自分のお産はいいお産でなかったのだという気持ちでいっぱいになりました。会陰切開の後の痛みと母乳育児がしたいのに母乳がなかなか出ない状況にお産はこんなに辛いものなのかと打ちのめされた思いでした。
里帰り後は知っている人がいない土地での子育て。毎日が長く、スーパーで「赤ちゃん、かわいいですね」と声をかけられるだけで涙が出る時もありました。
その後2人目不妊で不妊治療を行い、9歳違いの娘が生まれました。この時も前回同様、破水で始まりましたが、促進剤はギリギリまで待っていただくようお願いし、翌朝、自然に陣痛が来て、静けさの中で横向き出産しました。陣痛の時、1人で過ごした時間は2人目でも不安でした。
自分の2回のお産、お産した女性達の声、立ち合わせてもらったお産をとおして、妊娠・出産・産後をそばで支える存在の必要性を強く感じました。
日本の昔のお産はお産婆さんがいて母親や祖母がいて、産む女性を支える女性が周りに多くいましたが、残念ながら現代のお産の多くはそういう状況にありません。
妊娠・出産・産後に寄り添うサポートがどうしたらつくれるのか、今回の「いいお産の日inはままつ」では医療者・子育て支援者・出産経験者・これから産む人・・・・いろんな方々と一緒に考えることができたらと願っています。
ぜひ、皆さんの体験や知恵をシェアしてください。
当日、会場で皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。
いいお産の日inはままつ実行委員会
代表 大村美智代
※多くの方にお申込みいただきありがとうございました。昨日、参加受付を一旦締切ましたが、勤務の都合で参加したいけど参加できるかはっきりしないという助産師さんからの声をいただきましたので参加受付は前日まで行います。ただし、託児とお弁当については準備の都合上、本日27日で締切させていただきますのでご了承ください。
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2014年11月3日(祝)開催
いいお産の日inはままつ
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Posted by いいお産の日実行委員会 at 05:49│Comments(0)
│いいお産の日
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